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女性の腰痛は社会のせい?

現代の女性は、ただ身体を酷使しているだけで腰痛になるわけではありません。

「らしさ」に縛られる所作や服装の積み重ねが、腰への過剰なストレスを生んでいることをご存じでしょうか?

当院では、腰痛で来院される女性の多くに、日常的な動作や服装に共通の“原因”が隠れていることを見てきました。

その中には、社会的な「女性らしさ」の期待に根ざしたものも多くあります。
「上品さ」「見た目の美しさ」「社会的に求められやすい所作」「理想とされる所作」「美しいとされる振る舞い」など

──美しさ・上品さが、あなたの身体を縛っていませんか?
 

 

「足を閉じて座る」マナーの落とし穴

小さい頃から「足を閉じて座りなさい」と教えられた方は多いのではないでしょうか。
しかし、長時間その姿勢を続けると太ももの内側(内転筋)を常に使い続ける状態となり、反対の役割を担うお尻(臀筋群)の働きが抑制されてしまいます。これは「拮抗抑制」と呼ばれる自然な反応です。

臀筋は骨盤の安定や股関節の伸展において非常に重要な筋肉です。
この筋肉がうまく働かないと、本来骨盤〜股関節で吸収されるべき動きのエネルギーが、すべて腰部に集中してしまうのです。

その結果、腰椎まわりの筋肉が過剰に働き、腰に痛みや張りを感じやすくなります。
人によってはそれが背中の辺りで感じられることもあります。

考えられる対策:勝手に骨盤が立つくらいイスの端っこに浅く座り、足を閉じていてもお尻の作用が無くならないようにする など

 

 

「内股歩き」がもたらす体のねじれ

日本では「内股=可愛らしい」「女の子らしい」とする風潮が根強くあります。
しかし、内股歩きによって股関節が常に内旋(内ねじり)方向に力を加えられている状態になると、反対方向でバランスをとる外旋(外ねじり)筋群(中臀筋・梨状筋など)はほとんど使われなくなります。

結果として、骨盤の安定性が損なわれ、股関節の可動域が狭くなるため、腰の筋肉や関節を使って身体を前に出そうとする代償動作が働くのです。

さらに、膝や足首のねじれが連鎖的に生じやすく、脚全体のアライメント(配列)が崩れることで、慢性的な不調を招くことにもつながります。この影響は肩こりや呼吸の浅さにつながることも多いです。

考えられる対策:お尻を鍛えまくって骨盤の安定性を意地でもキープする など

 

 

「ハイヒール」はリスクが高い靴

ハイヒールを履くと、体重がつま先側に大きくかかります。
この姿勢は土踏まずが使えていない人にとって大腿四頭筋(前もも)が強く使われやすく、体幹やお尻の筋肉が働きづらい傾向にあります。

また、その状態では腰椎の反り(反り腰)が増しやすく、腰部への圧力が高まりやすくなります。
1日中ハイヒールで歩いたり立ったりすることは、腰だけでなく膝・足首にも無理をさせる「連鎖的な疲労構造」を生んでしまいます。

そもそも特殊な靴であり、足裏や足首の機能が失われやすいアイテムです。

ハイヒールは見た目の美しさと引き換えに、慢性的な疲労や痛みを蓄積してしまうリスクが高いのです。

考えられる対策:土踏まずとお尻と骨盤底筋を鍛え、腰以外の力で立ったり歩いたりできるようにする など

 

 

「くびれ」はどこまで必要?

雑誌やSNSで「くびれボディ」「ウエストラインの美しさ」が持てはやされる今、
女性は無意識のうちに腰回りのラインを強調する姿勢や動作を選びがちになります。

しかし、本来は体幹全体(腹部・背部・骨盤底筋など)が連動して動くことで姿勢が保たれ、身体の軸が安定します。
腰だけに意識を集中させすぎると、骨盤・胸郭・股関節の役割が弱まり、腰だけが過剰に動いてしまうのです。

また、「くびれを強調するために常に腰をひねるような姿勢」「片足重心のポーズ」なども、腰への負担が高まりやすい姿勢として知られています。

それらの動きが多い女性ダンサーの腰痛経験率はとても高いと言われています。
同じ理由から、女性アイドルの方が来院される際には高確率で腰痛を訴えられます。

考えられる対策:腹筋を鍛えまくって腰の動きに腹筋が関わるようにする、腹筋でリードして腰を動かす感覚を覚える など

 

 

「小さく控えめに動く」美徳が動きの自由を奪う

「大きく動くとはしたない」「おしとやかにすべき」という美徳が無意識のうちに身体を制限していることがあります。
たとえば、歩幅を狭く、小さく歩くことで股関節や骨盤の動きが使われにくくなるというケースも多くあります。

また、座る・立つといった基本動作でも、控えめに見せようとするあまり脚や骨盤の安定性を無視して動いてしまうことがあります。
これが長年積み重なることで腰周りや下半身の働きが低下し、腰椎への集中負担、慢性腰痛につながっていきます。

考えられる対策:背骨を使う感覚を身に付ける など

 

 

「お腹を引っ込めておく」ことの弊害

「お腹が出ているのは恥ずかしい」「常にお腹をへこませていないと」──そんな思いから、
無意識に腹筋を締め続けている女性は少なくありません。

しかしこれは、横隔膜や骨盤底筋、腹横筋といった“インナーユニット”の協調運動を妨げる要因になります。
呼吸も浅くなり、体幹の自然な圧力バランスが崩れてしまうため、腰部の筋肉で姿勢を支えざるを得ない状態になるのです。

また、常に力を入れた状態は「緊張した体」を生み、慢性的な疲労や交感神経の過活性にもつながります。

横隔膜を使って腹圧で体を支えられなくなることから疲れやすい・運動能力が低い、といった状態に陥りやすい体の癖です。

考えられる対策:インナ―ユニットの作用によってお腹が凹むという感覚を覚える など

 

 

「横座り」「足を斜めに流す」「足を組む」上品な姿勢がゆがみの元に

いわゆる「女優座り」「横座り」と呼ばれる姿勢は、見た目には上品で美しいかもしれません。
しかし、長時間その姿勢をとることで骨盤や股関節が非対称にねじれ、片側に大きなストレスがかかることになります。

骨盤のゆがみは、その上に乗る腰椎にも影響を与え、筋肉の左右バランスが崩れる原因になります。
また、片足だけ投げ出すような座り方は、膝や股関節にも非対称の負荷をかけるため、腰だけでなく脚の不調にもつながることがあります。

股関節や骨盤の非対称な状態は小脳機能や空間認知能力など、脳機能の非対称にもつながります。

「クセになっているけど、痛みの原因とは思ってなかった」──そんな方ほど、要注意です。

考えられる対策:そもそもしない。体幹を鍛えまくる など

 

 

「締めつけの強い服装」が呼吸や動作を制限する

コルセットや補正下着、ウエストを絞ったタイトな服など、外側から身体を矯正するファッションは、骨盤や胸郭の自然な動き・膨らみを抑え込み、本来あるべき“柔らかい動き”を奪ってしまいます。

また、服の影響で深く呼吸できない状態が続くと、横隔膜と骨盤底筋の連携がうまく取れなくなり、腰椎に圧力が集中します。

身体を美しく見せる工夫が、結果的に腰痛という形でツケを払わされることになるのは、とてももったいないことです。

考えられる対策:骨盤底筋を使った深い呼吸(Twitterに飛びます)を覚える など

 

 

まとめ

もし、この記事にあるような「女性らしくあること」があなたにとって重要な場合、それを体の負担なく続けるには高いレベルの体のバランスや、感覚や筋力のトレーニングが必要になります。


試しに、何でもいいのでカメラ映りを確認しながらグラビアアイドルのポーズをとってみて下さい。被写体になっている方は、かなりキツいポーズをとっていることが実感できると思います。

そういう類の「女性らしさ」にとっては、しなやかさだけではなく、強い体やバランスの良い体が求められるのです。​
 

いきなりそうした体になることはできませんから、まずは体のバランスや体の使い方の癖を整え、理想の状態に近づく準備をしましょう。
 

それだけでも本来の女性の体の動きが強調できるようになるので、体の負担を減らしながら「女性らしさ」を保つことができます。

本来の身体の機能を取り戻し、体の不調が無くあなたらしい状態になることは、表情や見た目、所作の美しさにもつながります。

「美しくありたい」「柔らかく見せたい」

そう思うこと自体は、自然な願いであり決して否定されるべきものではありません。

ただし、そのために身体に負担をかけ続けるのではなく本来の体の使い方と向き合うことで

“理想の見せ方”も“快適さ”も両立できるのです。


みらいカイロプラクティックでは、こうした「女性の社会的腰痛」に対する改善のサポートを行っています。

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